刀屋は、おそらく、上田で一番有名な蕎麦屋でしょう。
昼時はいつも行列です。
でもコロナの影響なのか、11月下旬平日12時半くらいに訪れたところ、前に2人ほどしか並んでいませんでした。
もともと狭い店内では机の位置を工夫するなどしてコロナ対策。
大変そうです。
いつもは名物の「もりそば大盛り」を注文するのですが、今回は旅館の朝飯をもりもり食べてしまった後だったので、おとなしく普通盛り750円。
それでも十分すぎる量です。
大盛りにすると蕎麦をザルからこぼしそうになるのでいつも苦労することになります。普通盛りなら行儀よく食べることができます。
大盛りを注文した近くのお客さんにお店の人が、
「食べたことがありますか? 1キロくらいの量がありますから、初めての方にはご遠慮いただいています。」と忠告していました。
それでも注文したいとお客さん。
「では、はじめに普通盛をお持ちします。それから食べられるようでしたら追加分をお持ちします。値段は大盛りのままです。」と店員の方。
うーん、この方法なら大盛りでもこぼすことなく食べられそう。
追加蕎麦の鮮度も保たれるし。
今度はこの方法を取ろうかとも思いましたが、大盛り経験者なのに嘘をつくことになるし、店の人に面倒をかけるだけの邪道とも思え、自粛することにします。
刀屋の蕎麦はジャンル分けできない存在。
太く歯応えのある独特の麺は蕎麦というよりアルデンテのパスタに近いように感じます。
辛味は青々とした大根おろし。
これもクセになるアクセントです。
一度ハマると定期的に食べたくなる魔力があります。
■刀屋: 長野県上田市中央2丁目13−23