2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧
四百年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎 ■2023年4月22日〜6月25日■京都文化博物館 ざっと8割くらいの展示品が、建仁寺の真北に位置する塔頭、正伝永源院から出展されています。実態からみると「正伝永源院展」としても良さそうな内容ですが、展覧会のタイ…
ココ・カピタン Ookini ■2023年4月15日〜5月14日(京都国際写真祭)■ASPHODEL・大西清右衛門美術館・東福寺塔頭 光明院 今回のKYOTOGRAPHIEが提示しているキーワードは《BORDER=境界線》です。 海と土地、国と国、衣服と身体、あるいは写真と写真。 会場では…
企画展「修理のあとに エトセトラ」 ■2023年4月8日~5月21日■中之島香雪美術館 香雪美術館の開館は1973(昭和48)年。今年2023年は50周年のアニバーサリーイヤーにあたります。 御影の本館は長期休館に入っていますが、中之島の方では、コレクションの越し方行…
高木由利子 PARALLEL WORLD ■2023年4月15日〜5月14日 (京都国際写真祭)■二条城 二の丸御殿 台所・御清所 今回のKYOTOGRAPHIEメイン・プログラムの中で、最大規模に組まれた展示です。 セノグラフィーともども二条城内へ陣取るにふさわしい規模と内容が示され…
ダニエル・シュミット(Daniel Schmid 1941-2006)の「書かれた顔」が4Kでレストアされ、渋谷のユーロスペース他、各地のミニシアターで公開されています。 kakaretakao.com 「鷺娘」ではじまり「鷺娘」で終わる約95分。映像自体をこれほど「味わえる」映画も…
ボリス・ミハイロフ Yesterday’s Sandwich ■2023年4月15日〜5月14日 (京都国際写真祭)■藤井大丸ブラックストレージ 綾小路を御幸町からすこし西に入ったところに、藤井大丸の店舗外施設、ブラックストレージがあります。 以前はショップが入っていましたが、…
マリー・ローランサンとモード ■2023年4月16日〜6月11日■京都市京セラ美術館 好みではない、むしろ嫌悪感すら覚えることが多いのに、なぜかその作品に出くわしてしまう画家がいます。 マリー・ローランサン(Marie Laurencin 1883-1956)です。 現在、京都市京…
マベル・ポブレット WHERE OCEANS MEET ◼︎2023年4月15日〜5月14日(京都国際写真祭)◼︎京都文化博物館 別館 今年も「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」が始まりました。 中京エリアを中心に15のアーティストたちが、大小さまざまな規模の会場を舞台に紹介されてい…
河内長野の名刹、天野山金剛寺金堂の本尊、大日如来と、不動明王・降三世明王の三尊坐像は、普段、非公開です。 春の特別公開にあわせて鑑賞してきました。今年2023年春季の公開は4月15日から18日までの4日間。なお、5月3日から5日までは、これも国宝の「日…
アーティゾン美術館では、現在、「アートを楽しむ ー見る、感じる、学ぶ」と題したコレクション展が開催されています(2023年2月25日〜5月14日)。 www.artizon.museum ギュスターヴ・カイユボット(Gustave Caillebotte 1848-1894)の「ピアノを弾く若い男」も…
令和5年 春季展「円山応挙と貝合わせ展」 ■2023年4月1日~5月5日■洛東遺芳館 洛東遺芳館、春の恒例展示が今年も始まっています。 2階展示室に足を踏み入れたところで、思わずウワーと声をあげてしまいそうになりました。 展示ケース内に隙間なく配置された「…
東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密 ■2023年3月17日〜5月14日 「史上初、ぜんぶ重要文化財」と、東近美にしてはかなり気負ったキャッチコピーが採用されています。ただ、意外にもこの特別展それ自体からはちょっと物足りない印象を受けました…
今年、2023年の夏、とても楽しみにしている展覧会があります。奈良国立博物館の「聖地 南山城」展(7月8日〜9月3日)です。 東京国立博物館でも秋には「京都・南山城の仏像」展(9月16日〜11月12日)として巡回展示される予定。ただ、奈良博展は東西の新館を使い…
第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示帰国展 ダムタイプ|2022: remap ■2023年2月25日〜5月14日■アーティゾン美術館 美術館サイドとダムタイプによる、3月28日に逝去した坂本龍一への追悼メッセージが、会場入口に掲示されていました。 この…
特別展「毒」 ■2023年3月18日〜5月28日■大阪市立自然史博物館 2月19日まで国立科学博物館で開催されていた「毒展」が大阪に巡回してきました。盛況だった上野に続き、長居でもこの展覧会は大人気です。 日時予約制をとった科博展に対し、この巡回展では人数…
村野藤吾と長谷川堯 ー その交友と対話の軌跡 ■2023年3月22日〜6月10日■京都工芸繊維大学 美術工芸資料館 長谷川堯(はせがわ たかし 1937-2019)が撮影した村野藤吾建築作品のスライド写真を中心に、この建築評論家の足跡を自筆原稿などもまじえて回顧すると…