2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧
川田喜久治見えない地図 ■2024年4月13日〜5月12日(KYOTOGRAPHIE 2024)■京都市京セラ美術館(本館南回廊2階) 村上隆展とキュビスム展というブロックバスター的企画に加え、4月中旬からは「ジブリと金曜ロードショー」展までもが始まってしまった京都市美術館。…
先日まで東京国立近代美術館で開催されていた「中平卓馬 火|氾濫」展(2024年2月6日〜4月7日)の図録が自宅に届きました。先月の鑑賞時に予約していたものです。 到着した日は4月の半ばくらいだったでしょうか。展覧会自体が終わってから10日以上経過していま…
スーラージュと森田子龍 ■2024年3月16日~5月19日■兵庫県立美術館 現代フランス抽象画と日本の前衛書におけるとても高名な巨匠二人によるコラボレーション展ですが、集客性の面ではかなり難しい企画ではないかとみていました。 予想通り兵庫県美内はとても閑…
潮田登久子冷蔵庫+マイハズバンド ■京都市京セラ美術館本館南回廊2階 www.kyotographie.jp ジェームス・モリソン子どもたちの眠る場所 ■京都芸術センター■2024年4月13日〜5月12日(KYOTOGRAPHIE 2024) www.kyotographie.jp 冷蔵庫も寝室も生活に密着した極め…
生誕1250年記念特別展「空海 KŪKAI-密教のルーツとマンダラ世界」 ■2024年4月13日~6月9日■奈良国立博物館 前期(〜5月12日)と後期(5月14日〜)合わせて115件におよぶ出陳品の内、国宝と重要文化財が87件を占めるという豪華絢爛な弘法大師生誕記念展です。 大…
ティエリー・アルドゥアン種子は語る ■2024年4月13日〜5月12日 (KYOTOGRAPHIE 2024)■二条城 二の丸御殿 台所・御清所 たくさんの外国人観光客に加え、そろそろ修学旅行の生徒たちも混じりはじめた二条城ですが、遠侍の北側に構えられた「御清所・台所」(通常…
特別展 雪舟伝説ー「画聖(カリスマ)」の誕生ー ■2024年4月13日〜5月26日■京都国立博物館 京博はこの展覧会のチラシの中で「雪舟展ではありません」と、ある意味、少しイケズな言葉を記していました。たしかに雪舟自身による作品の比率は全体の半分にも及び…
没後50年 木村伊兵衛 写真に生きる ■2024年3月16日〜5月12日■東京都写真美術館 巨匠木村伊兵衛(1901-1974)のレトロスペクティヴが恵比寿で開催されています。写美のB1展示室をまるまる使って160点余りの作品を紹介する充実した内容の企画展です。 東京都写真…
大阪中之島美術館で開催されている「没後50年 福田平八郎」展。実質的な後期展示が4月9日からスタートしています(終期は5月6日)。 ガラリと展示内容が変わるわけではありませんが、前期の目玉であった「鯉」(1921 皇居三の丸尚蔵館蔵)や「青柿」(1938 京都市…
ダニエル・シュミット(Daniel Schmid 1941-2006)監督による「季節のはざまで」(Hors saison 1992)のデジタルリマスター版が先月から各地のミニシアターで上映されています。同時期に公開されている「デ ジャ ヴュ」に引き続き鑑賞してみました。 長い年月を…
クラウディア・アンドゥハルダビ・コペナワとヤノマミのアーティスト ■2024年4月13日〜5月12日(KYOTOGRAPHIE 2024)■京都文化博物館別館 今年もKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭が開幕しました。 フラッグシップ会場ともいえる文博別館にまずお邪魔してみましたが…
マーメイドフィルムとコピアポア・フィルムの配給によりダニエル・シュミット(Daniel Schmid 1941-2006)監督の過去作2本が各地のミニシアターで再上映されています。 まず「デ ジャ ヴュ」(Jenatsch 1987)を鑑賞してみました。 schmidfilms.jp 4Kや2Kの表記…
京都市交響楽団 第688回定期演奏会 ■2024年4月13日 14時30分開演■京都コンサートホール セルゲイ・プロコフィエフ: ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 作品63 リヒャルト・シュトラウス: アルプス交響曲 作品64 辻彩奈(Vn) 指揮 : ペドロ・アルフテル ウィンド…
生誕150年 池上秀畝ー高精細画人ー ■2024年3月16日〜4月21日■練馬区立美術館 わずか1ヶ月余りの会期しかないことが惜しいくらい非常に面白く充実した企画展です。 池上秀畝(1874-1944)の画業をたどる大回顧展。その後期展示(4月1日〜)にお邪魔してみましたが…
モダン・タイムス・イン・パリ 1925ー機械時代のアートとデザイン ■2023年12月16日〜2024年5月19日■ポーラ美術館 近頃、東京や京都のメジャーな観光名所は外国の方々にほぼ占拠されている状態ですが、箱根も大変なことになっています。久しぶりに湯本から登…
ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?ー国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ ■2024年3月12日〜5月12日 美術館が自身の館蔵品と現代アーティストによる作品をコラボレーションさせる企画は特に珍しいことではありま…
没後100年 富岡鉄斎 ■2024年4月2日〜5月26日■京都国立近代美術館 没後100年を迎えた富岡鉄斎(1836-1924)の大回顧展がスタートしました。 岡崎公園周辺ではまるでこの"Tessai"展に合わせたかのように例年より開花が遅れていた桜が満開を迎えています。大勢の…
動画配信サービスJAIHOによる企画でピーター・グリーナウェイ(Peter Greenaway 1942-)の過去作品4本が各地のミニシアターで公開されています(配給はツイン)。 ZOO(A Zed & Two Noughts 1985)を観てみました。かなり昔に鑑賞して以来、劇場で観るのはおそらく…
生誕130年 没後60年を越えて「須田国太郎の芸術―三つのまなざし―」 ■2024年3月2日〜4月21日■西宮市大谷記念美術館 昨年の秋、碧南市藤井達吉現代美術館からスタートした須田国太郎(1891-1961)の回顧展が香櫨園に巡回してきました。規模としては2012年に京都…
中平卓馬 火 ー 氾濫 ■2024年2月6日〜4月7日■東京国立近代美術館 来年没後10年を迎える中平卓馬(1938-2015)の非常に大掛かりなレトロスペクティヴです。 中平が最期までもち続けたのであろう写真に対する研ぎすまれた思念を東近美のキュレーターたちが正面か…