ダネル弦楽四重奏団|2024.6.16 びわ湖ホール

<室内楽への招待>ダネル弦楽四重奏団 ■2024年6月16日14時開演■滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 小ホール プロコフィエフ:弦楽四重奏曲 第1番 ロ短調 op.50シューベルト:弦楽四重奏曲 第13番 イ短調 D804 「ロザムンデ」 シューベルト:弦楽四重奏曲 第12番…

倉俣史朗展の夢日記家具|京都国立近代美術館

倉俣史朗のデザインー記憶のなかの小宇宙 ■2024年6月11日〜8月18日■京都国立近代美術館 昨年の秋、世田谷美術館からスタートした倉俣史朗(1934-1991)の回顧展が富山県美術館での展示を経て最終会場である京近美に巡回してきました。 この人のデザインにはど…

男女残酷物語/サソリ決戦|フィリップ・ルロワ追悼

キングレコードの提供、アンプラグドの配給により、1969年に制作されながら今まで本邦未公開となっていたイタリア映画「男女残酷物語/サソリ決戦」(Femina Ridens 1969)が各地のミニシアターで上映されています。 B級ゴミクズ感をマーケティング的にあえて…

木下佳通代の大回顧展|大阪中之島美術館

没後30年 木下佳通代 ■2024年5月25日〜8月18日■大阪中之島美術館 1994年9月19日、乳癌のために55歳の若さで亡くなったアーティスト、木下佳通代(1939-1994)の非常に大規模なレトロスペクティヴです。 初期作品からホスピス(神戸アドベンチスト病院)で描いた…

TRIO展|東京国立近代美術館

TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション ■2024年5月21日〜8月25日■東京国立近代美術館 三つの都市に存在する大型近代美術館がそれぞれの館蔵品をもち寄ってコラボするという企画です。 単なるトリプル名品展ではなく、とてもユニークな視点が織り…

堂本印象の「下絵のある抽象画」

五彩を感じて 印象の墨の世界 ■2024年06月05日~9月08日■京都府立堂本印象美術館 堂本印象(1891-1975)による、主に水墨系の作品を特集した企画展です。大正時代の初期から1970年代の晩年作まで、この人らしい非常に多彩な墨による表現が紹介されていました。…

「東京国際版画ビエンナーレ展」展|京都国立近代美術館

印刷/版画/グラフィックデザインの断層 1957–1979 ■2024年5月30日〜8月25日■京都国立近代美術館 京近美4階のコレクションルームで開催されているミニ特別展です(コレクション展料金内で鑑賞できます)。 1957年の第1回展から79年の第11回展まで、国立近代美…

中村キース・ヘリング美術館の出張展覧会

キース・ヘリング展 アートをストリートへ ■2024年4月27日~6月23日■兵庫県立美術館 六本木の森アーツセンターギャラリーから始まったキース・ヘリング(Keith Haring 1958-1990)のレトロスペクティヴが灘に巡回してきました。 混み合いそうな企画なので鑑賞…

若武者|ニノ宮隆太郎

コギトワークスの配給により、二ノ宮隆太郎(1986-)監督作品「若武者」(2023)が各地のミニシアターで公開されています。 ラブコメでもBLでも、汗臭いヤングコミック系映画でもありません。逆に社会派をきどった問題提起型映画というわけでもありません。 ジャ…

「日本の仮面」展のメンドン|国立民族学博物館

みんぱく創設50周年記念特別展 「日本の仮面 芸能と祭りの世界」 ■2024年3月28日~6月11日■国立民族学博物館 吹田の万博記念公園に建つ国立民族学博物館の「開館」は1977(昭和52)年です。しかし正式な機関としての「創設」はその3年前である1974(昭和49)年に…

マグダレーナ・ヴィラガ|ニナ・メンケス

マーメイドフィルムとRespondの提供、コピアポア・フィルムの配給で、ニナ・メンケス(Nina Menkes 1963-)監督による3作品が各地のミニシアターで公開されています。 「マグダレーナ・ヴィラガ」(Magdalena Viraga 1986)を鑑賞してみました。ねっとりと難解な…

水野美術館コレクションによる菱田春草展|「えき」KYOTO

生誕150周年記念 菱田春草と画壇の挑戦者たちー大観、観山、その後の日本画へ ■2024年5月25日〜7月7日■美術館「えき」KYOTO 長野市にある私設ミュージアム「水野美術館」が誇る、菱田春草(1874-1911)を中心とした日本美術院所縁の画家たちによる作品を紹介す…

三の丸尚蔵館の献上品展と狩野常信の唐獅子

開館記念展 皇室のみやびー受け継ぐ美ー第4期 三の丸尚蔵館の名品 ■2024年5月21日〜6月23日■皇居三の丸尚蔵館 昨年の11月からスタートした皇居三の丸尚蔵館のリニューアル記念シリーズ「皇室のみやび」がいよいよ最終回である第4期を迎えています。結局シリ…

京都市立芸術大学芸術資料館の移転記念展

京都市立芸術大学芸術資料館移転記念特別展京都芸大〈はじめて〉物語第1期 カイセン始動ス!ー京都市立絵画専門学校に集いし若き才能ー ■2024年4月6日~6月2日 昨年2023年10月、沓掛から塩小路高倉に移転した京都市立芸術大学の「芸術資料館」が、引越し後…

富岡鉄斎が描いた妙義山と旧邸跡公開

京都国立近代美術館で開催されていた「没後100年 富岡鉄斎」展(2024年4月2日〜5月26日)。期間中、4回も展示替えが実施されてはいましたが実質的には5月1日を境に大きく前期と後期に分けられていました。前期に引き続き連休明け頃、再鑑賞に至りました。 www.…

安宅コレクションの高麗青磁|大阪市立東洋陶磁美術館

リニューアルオープン記念特別展シン・東洋陶磁ーMOCOコレクション ■2024年4月12日~9月29日■大阪市立東洋陶磁美術館 2022年4月から改修工事のため長期休館していた大阪市立東洋陶磁美術館が2年ぶりに再開しました。当初の予定では2023年の秋頃にリニューア…

「関心領域」と「アウステルリッツ」

ハピネットファントム・スタジオの配給でジョナサン・グレイザー(Jonathan Glazer 1965-)監督による話題作「関心領域」(The Zone of Interest 2023)の公開が5月24日から始まっています。 さっそく近所のシネコンで鑑賞してみました。 happinet-phantom.com …

狩野探幽 二条城「大広間」一の間障壁画

令和6年度春期原画公開二条離宮の大広間〜〈大広間〉一の間~ ■2024年4月25日〜6月23日■二条城障壁画展示収蔵館 二条城二の丸御殿の中でもっとも有名な場所が「大広間」です。大政奉還が布告された場所として、御殿内ではお人形さんたちによって当時の様子…

紫式部日記絵詞|藤田美術館の「紫」特集

藤田美術館では現在「紫」をキーワードとした展示コーナーが設けられています(2024年5月1日〜7月31日)。 色彩としての紫色にちなんだ作品も少しは披露されていますけれど、今年に限っていえば当然「紫式部」にかけられた特集ということになるのでしょう。 fu…

虎屋京都ギャラリーで観る河鍋暁斎

虎屋所蔵品展「水のいきもの」 ■2024年4月20日~5月19日■虎屋 京都ギャラリー 烏丸一条の虎屋ギャラリーでこの時季らしい画題の日本画や工芸を取り揃えた企画展が開かれています(無料)。 涼しげな土田麦僊の金魚図をはじめ、山元春挙による鯉図など瀟洒な京…

小川晴暘と光三の眼|飛鳥園100年展

特別展 小川晴暘と飛鳥園 100年の旅 ■2024年4月20日~6月23日■奈良県立美術館 奈良国立博物館のすぐ近所に仏像写真を中心に扱う写真館「飛鳥園」があります。 文化財写真家のパイオニア、小川晴暘(1894-1960)がここを創業した1922(大正11)年から2022年で100…

興福寺五重塔の修復工事と廃仏毀釈「伝承」

昨年2023年の夏頃から奈良興福寺にそびえる国宝五重塔の本格的な修復工事が始まっています。2024年5月中旬現在、いよいよ工事用の足場が初重あたりを覆い隠し、塔の高さをはるかに上回る巨大なクレーンが姿を現していました。 www.kohfukuji.com 西金堂跡付…

源氏物語絵巻が主役ではない徳川美術館展

徳川美術館展 尾張徳川家の至宝 ■2024年4月27日〜6月23日■あべのハルカス美術館 アートワークのメインビジュアルに「源氏物語絵巻」の「宿木三」が大きく使われていますから、徳川美術館が誇るこの国宝絵巻がたっぷり展観される企画展と勘違いしてしまう方が…

加賀正太郎「蘭花譜」展|大山崎山荘美術館

加賀正太郎没後70年・ニッカウヰスキー90周年記念蘭花譜と大山崎山荘ー大大阪時代を生きた男の情熱 ■2024年3月9日〜5月12日■アサヒグループ大山崎山荘美術館 大山崎山荘を建てた実業家、加賀正太郎(1888-1954)の足跡をたどりつつ彼が制作した植物図鑑「蘭花…

京都新聞社地下のヴィヴィアン・サッセン

ヴィヴィアン・サッセンPHOSPHOR|発光体:アート&ファッション 1990–2023 ■2024年4月13日〜5月11日(KYOTOGRAPHIE 2024)■京都新聞ビル地下1階(注:本展は5月11日までですが他会場のKYOTOGRAPHIEは5月12日まで開催されています) 13ヶ所に及ぶ多彩な会場で繰…

松尾大社展|京都文化博物館

松尾大社展 みやこの西の守護神(まもりがみ) ■2024年4月27日〜6月23日■京都文化博物館 古文書の類が非常に充実している展覧会です。史料マニアの方にはたまらない企画でしょう。 美術方面の展示はさほど多くはありませんが、松尾大社のイメージに奥行きを与…

ブランクーシ回顧展|アーティゾン美術館

ブランクーシ 本質を象る ■2024年3月30日〜7月7日■アーティゾン美術館 日本でコンスタンティン・ブランクーシ(Constantin Brancusi 1876-1957)を本格的に回顧する企画は意外にも今回が初めてなのだそうです。 初期作品から代表作、ブランクーシ自身の撮影に…

彼女たちの舞台|ジャック・リヴェット

マーメイドフィルムとコピアポア・フィルムの配給でジャック・リヴェット(Jacques Rivette 1928-2016)監督による3作品のデジタルリマスター版が各地のミニシアターで上映されています。 「彼女たちの舞台」(La bande des quatre 1988)を観てみました。かなり…

白髪一雄生誕100年特別展示|兵庫県立美術館

白髪一雄生誕百年特別展示ーコレクションからザ・ベリー・ベスト・オブ・白髪一雄ー ■2024年4月25日〜7月28日■兵庫県立美術館 兵庫県美は白髪一雄(1924-2008)の作品を87点所蔵しているそうです。彼が今年生誕100年(お誕生日は8月12日)を迎えたことを記念しコ…

フェルナン・レジェ「バレエ・メカニック」|キュビスム展

現在、京都市京セラ美術館で開催されている「キュビスム展 」(2024年3月20日〜7月7日)では、会場の出口近くに映像上映コーナーが設けられています。 美術館内の壁面に映し出されている作品は「バレエ・メカニック」(Le Ballet mécanique 1923-24)。フェルナ…