2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

河原温からの葉書|ミニマル/コンセプチュアル展

ミニマル/コンセプチュアル:ドロテ&コンラート・フィッシャーと1960-70年代美術 ■2022年3月26日〜5月29日■兵庫県立美術館 昨年10月、DIC川村記念美術館からはじまったMinimal/Conceptual展が、愛知県美術館を経て最終巡回地である兵庫県立美術館にやって…

平治物語絵巻 常盤巻|アーティゾン美術館

はじまりから、いま。1952ー2022 アーティゾン美術館の軌跡—古代美術、印象派、そして現代へ ■2022年1月29日〜4月10日 アーティゾン美術館が開館(2020年1月)から2周年を迎え、新旧織り交ぜた大規模なコレクション展を開催しています。 旧ブリヂストン美術館…

Chim↑Pom展|鴉の群れと鶴の山

Chim↑Pom展:ハッピースプリング ■2022年2月18日〜5月19日■森美術館 スマホの画面で予約したチケットを見ながらウロウロしていたら森美術館チケットセンターのスタッフさんから声をかけられてしまいました。 「どの展覧会に行かれますか?」と。 (注:この時は…

相国寺の王朝系コレクション

王朝文化への憧れ-雅の系譜 ■2022年3月20日〜5月15日(I期) 5月22日〜7月18日(II期)■相国寺承天閣美術館 近世初期、後水尾院と関係を深くもった相国寺には天皇家、公家ゆかりの品々が多数所蔵されています。 今回の企画は、禅宗系の渋い作品を抑制し、この寺…

アジール・フロッタンとポリニャック公爵夫人

アジール ・フロッタン復活展 −ル・コルビュジエと前川國男が残した浮かぶ建築− ■2022年3月23日 〜4月3日■京都市京セラ美術館 (光の間) 神戸、横浜で開催されたアジール・フロッタン展が京都に巡回してきました。 京都市美術館北回廊の入口「光の間」のニッ…

日本工芸会 陶芸部会 発足50周年

未来へつなぐ陶芸 - 伝統工芸のチカラ 展 ■2022年1月15日〜3月21日■パナソニック汐留美術館 (4月5日から金沢・国立工芸館へ巡回) 毎年秋の恒例行事である「日本伝統工芸展」を主催している公益社団法人 日本工芸会の中に「陶芸部会」があります。 さまざまな…

醍醐寺三宝院 快慶の弥勒菩薩

有名な池泉庭園を南に抱えながら東西に長く建物が連なる醍醐寺 三宝院。 その一番奥に「本堂」があります。 ここは「護摩堂」、あるいは「弥勒堂」とも呼ばれ、現在も実際、弥勒菩薩の前で護摩が焚かれる場所。 原則非公開で、寺の主催による特別拝観でも本…

カルティエが植樹したダミアン・ハーストの桜

ダミアン・ハースト 桜 ■2022年3月2日〜5月23日■国立新美術館 2008年、ホルマリン漬けにされた牛の親子-「自然史」(Natural History)で六本木(森美術館)に登場し、強烈な印象を与えたダミアン・ハースト(Damien Hirst 1965-)が、今度は乃木坂で「桜」を咲か…

巡回し続ける月岡芳年

特別展「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」 ■2022年2月26日〜4月10日■京都文化博物館 www.bunpaku.or.jp このところ月岡芳年の絵が全国を回り続けています。 2016年末に島根県立石見美術館からスタートした「芳年 激動の時代を生きた鬼才浮世絵師」展は2021年まで…

空也上人立像の後姿

特別展「空也上人と六波羅蜜寺」 ■2022年3月1日〜5月8日■東京国立博物館(本館 特別5室) 現在、六波羅蜜寺は新しい宝物館「令和館」を今年の5月22日にオープンさせるため準備を進めています。 当然に仏像などを移設するため一時展示を休止しなければなりませ…

今宮神社 疫社の美とあぶり餅屋の選び方

大徳寺の境内を東から西に向かって歩き、今宮神社の南参道を通ってあぶり餅屋がある東門に抜ける短い散歩コースは、シーズンオフ限定という絶対条件はつくものの、さほど混雑害に遭遇せず、いかにも京都らしい風情を手軽に楽しめるので気に入っています。 そ…

駒井家住宅の窓と階段

駒井家住宅(駒井卓・静江記念館)の冬季休館期間が明け、3月初旬から公開されています(今年の春夏季公開は3月4日から7月9日まで・ただし金曜日と土曜日のみ)。 コロナ対策のため事前予約制をとっています。 簡単なメールフォームに入力して送信するだけ。 料…

ルイス・ブニュエル特集

各地のミニシアターでブニュエル作品6本の特集上映が組まれています。 【ルイス・ブニュエル監督特集上映】デジタルリマスター版 男と女今週末2/25(金)から京都 京都シネマで上映が始まります『哀しみのトリスターナ』『昼顔』『自由の幻想』など全6作品!ス…

清水寺 成就院の井口皓太

今年2022年のARTISTS’ FAIR KYOTOは清水寺に進出。 3月5日から13日まで境内の各所に作品が展示されています。 artists-fair.kyoto 屋外展示されているヤノベケンジの「KOMAINU-Guardian Beasts」やYottaの「花子」は無料で観ることができますが、成就院と経…

「奈良らしくない」けど奈良 - 奈良県立美術館の企画力

奈良県立美術館所蔵名品展 奈良県美から始める展覧会遊覧 ■2022年2月5日~3月27日 奈良県立美術館の開館は1973(昭和48)年。 来年、開館から50周年を迎えます。 県庁裏にこっそり建つ昭和モダニズムの外観。 開館時からほとんど変更されていないとみられるや…

醍醐寺 五重塔内部の平安絵画

国宝・醍醐寺五重塔の初層には平安時代、10世紀に描かれた密教絵画が残されています。 毎月一回、29日に法要と合わせて公開されますが、外側から覗くことができるのみで中に足を踏み入れることはできません。 2022年早春、京都市観光協会と醍醐寺がタイアッ…

東福寺 法堂

京都市観光協会の主催により、東福寺法堂(本堂)の内部が東司と共に特別公開されました(2022年1月8日〜3月6日)。 毎年無料公開される3月中旬の涅槃会で見学することもできるのですが、静かに建物そのものと向き合える機会。 覗いてみました。 応仁の乱による…